AWS初心者学習⑦ ~EC2について~
今回はEC2について書いていきます。
EC2は、AWS環境にシステムを構築する上で、一番基礎となる部分だと思います。
当然、ソリューションアソシエートの試験でも重要になってくるので、EC2とは何か、どんな種類、オプションが存在するのかは把握おいた方がよいです。
EC2とは
EC2を利用すると、Amazonが管理するハードウェア上に、仮想サーバーを立てることができる。それにより、利用者はハードウェアを意識する必要がなくなり、迅速にアプリケーションの開発、デプロイが可能になる。
Amazon EC2を使用して必要な数(またはそれ以下)の仮想サーバを起動して、セキュリティおよびネットワーキングの設定と、ストレージの管理を行う。
Amazon EC2では、要件定義や需要増に対応して迅速に拡張または縮小できるため、サーバートラフィック予測が不要になる。
個人的なメモとしては、EC2でインスタンスを作成するとインスタンス起動時にのみ課金されます。ただ、インスタンスに紐づいているEBSと呼ばれるボリュームには課金されるため注意。私は、気がつかずにしばらく課金されていました。。
AMI(Amazon Machine Image)とは
EC2インスタンスを作成する際に使用するイメージ(テンプレートみたいなもの)。Redhat用linuxやAmazon linux、Windows Serverなど色々なOSを提供している。
また、利用者が作成したインスタンスをバックアップとしてAMIにすることもできる。
AMIとスナップショットの違い
両方ともバックアップという観点で、使用されることがあり混同しがちなので調べました。違いは以下になります。
・スナップショット
EC2に紐づいているEBSのバックアップ。EC2の構成管理情報などは含まれない。
簡単に言えば、仮想サーバー上に乗っかっているデータをバックアップするイメージ。
・AMI
インスタンスの起動に必要な情報をEBSスナップショットと紐づけて取得する。
復元する際は取得したOSイメージを元に新規のサーバとして再構成が必要で、
OSクローン展開時などに利用される。簡単に言えば、スナップショットとインスタンスのOSなどを含め、複製保存しているイメージ。
Amazon EC2の種類と性能
インスタンスは作成する際のAMIによって性能が決まっている。(もちろん後からスケールアップも可能です。)AMIの名前の頭文字になっているアルファベットによってどんなインスタンスなのか判断できる。
例えば、aやtから始まるインスタンスは汎用型、cから始まるインスタンスはCPU最適化型、xやrから始まるインスタンスはメモリの最適化型を表す。
命名の基準は以下になります。
種別+バージョン+サイズ
t 2 .micro
t2.microの場合はこんな感じですね!
個人的には、やっぱり高スペックのものは高くなりますので、後からスケールアウトできる構成にして、そんなにバッファを持たせずに丁度いいサイズを選択するべきだと思います。
Amazon EC2のインスタンスオプション
EC2にはオプションとして以下のような購入オプションがある。オプションの種類を理解し使い分けることで、大幅にコストを削減できるのでかなり重要。
・オンデマンドインスタンス
秒単位で使用するインスタンスに対して支払いを行い、長期的な確約や前払いは不要。
一番スタンダードなタイプですね。
・Savings Plans
1~3年の期間、定期的な使用量を守ることによりAmazon EC2コストを削減できる。
・リザーブインスタンス
1~3年の期間、インスタンスタイプとリージョンを含む特定のインスタンス設定を守ることにより、Amazon EC2コストを削減できる。
長期的に使用することが決まっている際に、便利です。
・スポットインスタンス
未使用のEC2インスタンスをリクエストして、Amazon EC2コストを大幅に削減できる。
AWS側のリソースが枯渇してくると、使用中に突然消えてしまう可能性があるため注意が必要です。AutoScaling時などに増設分に対して利用すると効果的だと思います。
以上です。
次は、ELBについて書く予定です。